【映画】キングダム 吉沢亮が美しい キャストたちの存在感【ネタバレ・感想】

映画

とにかく、2役をこなした吉沢亮が美しい。王の威厳(いげん)と憂(うれ)い。横顔がずっと心に残ります。

山崎賢人、橋本環奈、若い3人の熱量が溢(あふ)れ出ています。

中国ロケの壮大さと、キャストの存在感に圧巻。私は原作は読んでいないのですが、人気連載マンガの読者は実写版をどう感じたのか興味深いです。

 

続編制作が決定したようで、わくわくが止まりません。

 

監督・キャストなど

2019年公開

監督・・・佐藤信介

脚本・・・黒岩勉・佐藤信介・原泰久

原作・・・原泰久

主題歌・・・「Wasted Nights」ONE OK ROCK

 

キャスト

信(しん)・・山崎賢人

嬴政(えいせい) ・標(ひょう)・・吉沢亮

楊端和(ようたんわ)・・長澤まさみ

河了貂(かりょうてん)・・橋本環奈

成蟜(せいきょう)··本郷奏多

壁(へき)・・満島真之介

バジオウ・・阿部進之介

朱凶(しゅきょう)・・深水元基

里典(りてん)・・六平直政

昌文君(しょうぶんくん)・・高嶋政宏

騰(とう)・・要潤

ムタ・・橋本じゅん

左慈(さじ)・・坂口拓

魏興(ぎこう)・・宇梶剛士

肆氏(しし)・・加藤雅也

竭氏(けつし)・・石橋蓮司

王騎(おうき)・・大沢たかお

 

第43回 日本アカデミー賞

最優秀助演男優賞受賞・・吉沢亮

最優秀助演女優賞受賞・・長澤まさみ

 

原作・第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞

500年続く、春秋戦国時代

『秦・楚・斉・燕・趙・魏・韓』中国の七大国にくり広げられた戦。西方の国「」が目指した統一には、様々なドラマがあったのだろうと思います。

広大な大陸に起こったことは、小さな島国日本人には想像しできないスケールであったに、違いありません。

まず最初のシーンで遠くから押し寄せる、馬に乗った甲冑(かっちゅう)の武装大軍の迫力に引き込まれました。

広い大地と人人人、馬馬馬。率いる6代将軍「王騎」こと大沢たかお。

 

凄(すさ)まじいほどのオーラを放つ王騎を、捕らえられた檻の中から見つめる少年信。幼い中にも、キラキラした瞳が熱いです。

信(しん)と標(ひょう)と嬴政(えいせい)、河了貂(かりょうてん)

信と標の別れ、嬴政との出会い。よくわからないまま、2人と行動を共にしてしまう河了貂。山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈の若さが魅力的です。

 

標と嬴政は、吉沢亮2役なのに違う人物に見えてくるんです。顔つき、気品、俳優さんって凄い。

夢に向かう嬴政がキリリとかっこいい。

王の赤い衣装が似合いすぎです。場面場面がシビレます。全てを静止画で切り取りたい。

 

そんな王に「よぅ、せい」と呼びかける荒削(あらけず)りな信がいい感じ。きっと、標が持っていた王の剣が力を与えてくれたと思えてなりません。

 

山の王・楊端和(ようたんわ)長澤まさみ

登場人物は、殆ど男性で、紅2点は河了貂(かりょうてん)と楊端和(ようたんわ)です。

河了貂は少年のような少女、楊端和役の長澤まさみは威厳のある山の王。

 

山の民を引き連れ、表情を変えず、言葉少なに場面場面で判断を下してゆく姿はなんとカッコ良い。惚れ惚れします。戦闘シーンの両刀裁きが美しい、美しすぎます。アクションは初挑戦だったらしいですが、そんな風には全く見えません。

 

強く美しいシーン満載です。個性的な衣装もよく似合っています。ずっと見ていたい。

左慈(さじ)役の坂口拓

この俳優さんの登場があっただけで、物語がキュッと引き締まります。信との張り詰めた空気、気迫の立ち回りシーンは目が離せません。洗練された美しい動きです。

 

過去に何か背負ったものを感じさせる色気もいい。「将軍になるんだろ。あぁ?」クセのない、男前でもない(それがまた、魅力なんです)顔立ちの、冷たい目が印象的です。

よく知らなかったのですが、アクション俳優さんらしいです。カラーで例えるなら白っぽい冷たいグレー。

 

山崎賢人の若さと勢いもあり、大好きなシーンです。

原作の身長2m 王騎役の大沢たかお

17kg増量されたという腕の太さ、長刀を振り回し敵を蹴散らす姿は人間離れしてます。私は原作の王騎がわからないのですが、あの独特のオーラを放つ人物なのだろうと想像できます。

口元に何故か笑みをたたえ、独特の声のトーンで「んーふーん」。

役柄を出すためか化粧も濃く、なんだこのキャラは。と思ったけれど、貫禄(かんろく)と存在感にヤラれます。

成蟜(せいきょう)役の本郷奏多

嬴政(えいせい)の弟です。母が違うということで、顔も心も全く似ていません。

 

やってることはかなりタチ悪いけど、気弱な悪役のヘナチョコさと、なんともいい味が出ています(なんか笑える。誉めてます)。

お面、武器、衣装が面白い

山の民の個性的なお面、オノや剣などの武器、武将たちそれぞれの甲冑、衣装が細かく作り込まれているので「画面止めてー もっと見たいー」となります。

 

手にとってじっくり見たいです。衣装・小道具展しないかな。

「すべてを賭(か)ける夢はあるか」「耐えしのげ。耐えしのげば勝ちだ」

映画の副題にもなっているテーマと、城に入り込み苦戦の中での嬴政の言葉です。

誰の生き様にも、どんな場面にも当てはまる言葉。力強さと信頼、仲間との一体感は生きる力の源なんだというメッセージに思えます。

 

キャストそれぞれが、物凄い存在感です。俳優さん達が、それぞれの個性に負けじと競っている感じもあります。

中国が舞台なので、国内ドラマでは出せない演技への開放感のようなものがあったのかも。と思ったり。

 

原作がしっかりしているからでしょうか。どの登場人物も深みがあって、キライじゃないんです。

戦いに敗れ亡くなってしまった者も、敵なのに、生き返り続編に出演して欲しいような勢いです。

 

原作は「週間ヤングジャンプ」で20069月より連載しています。

根強いファンがいる中の実写映画化は賛否あったでしょうが、私はこの映画とっても好きです

 

胸がざわざわするこの感じ。いいね。

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