2020年5月、新型コロナウィルス(COVID19)の不安は、まだまだ続きそうです。
予防はしてるけど、ワクチンができるまでの間、お守りってないのかな?
中世ヨーロッパでかつてペストという疫病が大流行した時に、人々が身につけたりして持ち歩いたお守りがあります。
ポマンダーという疫病予防の香り玉を作ってみました。
空気が乾燥する10月頃に作るのが良いのですが、魔除けの意味も込めて作ってみました。
目次
コロナ不安・疫病予防のお守りに
YouTubeで221万回再生(2020年7月現在)されている、日本赤十字社「ウィルスの次にやってくるもの」をご存知でしょうか? まだのあなた、ぜひ視聴してみて下さい。
人の心がもたらす闇に触れています。“闇の吹き飛ばし方”もあるので安心して下さいね。
疫病とは昔も今も人々を不安にさせ、心に魔を宿らせてしまうようで恐ろしいです。病気や霊的なものだけでなく、悪意、妬(ねた)み、自分自身へのダメ出し、批判。それらは、全て“魔”です。
ペスト流行の頃、病気は悪臭のあるところに広まると考えられていました。
ポマンダーは、柑橘(かんきつ)系果物とクローブ(丁字ちょうじ)で作る香り玉です。現在もプレゼントとしても喜ばれています。
さわやかで強いピリっとした香りのスパイス、クローブや柑橘の酸味は、空気の浄化を促すと思われていたようです。
人々は自分や大切な人を、良い香りのバリアーで守ろうとしていたのです。
簡単に作れる、ポマンダーは魔を寄せ付けない「お守り」。
続く自粛生活の中、コロナ(他の疫病も)退散を願いながら一緒に作ってみませんか?
ポマンダーとは香り玉・作ってみよう
<用意するもの>
レモン
(オレンジ、ゆず、すだちなど柑橘系果物なんでも) |
竹串
(つまようじでも) |
クローブ(丁字)30g
(今回のレモン1個分) |
メンディングテープ
(セロテープでも) |
ポマンダーミックス
(シナモンなど好みのスパイスを混ぜ、数日置いてなじませます) |
クローブ(丁字)は、丸いつぼみ部分が取れているものは使用しません。
つぼみが少し小さいのが残念。大きいほうが仕上がりがきれいです
私はレモンの香りが好みですが、「少し甘い香りのオレンジが好み」という人も多いようです。オレンジの方が、皮が少し柔らかく挿しやすい。
もくもくと挿すのは楽しい
十字にメンディングテープを貼ります。この部分は最後にリボンをかけるので、空けておきます。
テープに沿って4mmほどの感覚を作りながら竹串で穴をあけ、クローブを手で挿していきます。レモンが乾燥して縮むと、クローブがつまった感じになります。
皮が少し固いので、指でつぼみをつぶしてしまわないよう気をつけます。テープに沿って囲むよう挿し終わったら、その内側も大体均等になるように続けます。
地道な作業ですが、結構楽しいですよ。
作成中、レモン汁垂れます 香りも強烈
レモン汁が垂れてきますが、クローブに吸わせるように挿した方が良いでしょう(香りをキャッチ)。
お皿などの上で作業が良いと思われます。
香りはなかなか強烈。
挿し終わったら、テープをはがします。
なんかエグい写真ですね(笑)
いいのいいの
スパイスの粉をまぶして 2週間乾燥させます
ポマンダーミックスは、香りの種類の違うものが販売されていますが、好みでブレンドしても良いでしょう。
私はシナモン多め、カルダモン、ナツメグをナイロン袋に入れて軽く振り混ぜました。
クローブを挿したレモンをその中に入れて軽く振ります。コロコロと、まんべんなく粉が行き渡るようにします。
ネットに入れ、風通しの良い日陰に吊るします。
レモン汁がしみ出すこともあるので、しばらく経ったら再び粉をまぶしましょう。
お守り、魔除けなので、玄関がいいよねと吊るしていますが、最初香りは強烈。
私は好きだけど好みもあるかなぁ。
ゴキブリは退散するらしいです(殺傷力はありません)。
他にも、蚊、ダニ、ブヨなどの虫除けになります。
数週間後レモンが乾燥して軽くなり縮んだら、十字にリボンをかけて出来上がり。
香りは、ほんのりに変わっていて良い感じです。
虫除け魔除け 幸運を引き寄せるお守り
私がポマンダーを最初に知ったのは、以前通っていたフラワーアレンジメント教室でした。
ヨーロッパでクリスマスツリーに飾る飾りで、虫除けになり、幸せをもたらす意味があると習った記憶があります。
魔除けという意味では、リボンは赤が良いようです。
数年は持続効果があると言われるポマンダー。クローブの殺菌作用でカビは生えません。
コロナ退散を願いながら、もくもくと挿す時間は、どよーんとした心の浄化にもなりますよん。
次は、ノスタルジックな香りにしょう
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